2010年04月08日

<児童支援施設>外部監視を強化 虐待事件で厚労委(毎日新聞)

 国立児童自立支援施設「きぬ川学院」(栃木県さくら市)で昨年8月、男性元寮長が入所少女の顔をけるなどしてけがをさせた虐待事件で、厚生労働省の専門委員会(関根和夫委員長)は2日、再発防止に向けた報告を発表した。事件の背景に施設の閉鎖性があると指摘し、外部監視の強化を提言した。厚労省も実施する方針。

 児童自立支援施設は非行などをした子供が寮生活を通して指導や支援を受ける。国立は男女1施設ずつ。元寮長は昨年8月、少女が日課の農作業をしないとして暴行。停職3カ月の処分を受けた。

 報告は、子供と寮長夫婦が寮ごとに生活する施設の閉鎖性を指摘。被虐待児や発達障害の子供が少なくない中、それぞれに合わせた支援のあり方などを学ぶ研修を拡充するよう求めた。同省は、事件を受けて設けられた専門委を受け皿として監視体制を作り、施設から定期的に報告を受け、助言していく。【野倉恵】

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2010年04月07日

大型車にひかれ母即死、抱いた1歳児は無事(読売新聞)

 6日午前11時10分頃、埼玉県飯能市中山の国道交差点で、幼児を抱いて横断歩道を歩いて渡っていた近くの主婦中村友美さん(34)が、右折してきたタンクローリーにはねられ、頭部を圧迫されて即死、路上に放り出された次男天柾(てんま)ちゃん(1)は頭に軽傷を負った。

 飯能署は、運転手の川越市新宿町、大沼幸一容疑者(59)を自動車運転過失致死傷容疑で現行犯逮捕した。調べに対し、「正面にいた車に気を取られ、右後方への注意を怠った」と供述しているという。同署は、大沼容疑者が右折する際、後輪で中村さんを巻き込んだとみて調べている。

 事故当時、現場近くにいた男性(68)は「ドーンという鈍い音がして交差点に向かうと、女性があおむけに倒れていた。両手は子どもを抱きかかえていた感じが残っていた」と語った。

 男性によると、天柾ちゃんは中村さんの足元で泣いており、信号待ちをしていた車の運転手が助け、歩道にいた女性に渡し、その後、救急車で運ばれたという。

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2010年04月05日

振り込め詐欺被害防止に向け 埼玉県警が銀行で“抜き打ちテスト”(産経新聞)

 埼玉県内の振り込め詐欺発生件数は、2月末現在で昨年同期比57件減の66件。被害件数は年々減っているものの、なお1日1件以上のペースで発生している。県警ではこの被害をさらに減らそうと、銀行など金融機関を対象に、ある“テスト”を行っている。(清作左)

 県警は今年から、警察OBに金融機関の窓口に行って振り込め詐欺の被害者を演じてもらい、従業員が振り込みを阻止できるかをチェックする「声かけ確認」を始めた。振り込め詐欺の被害防止に有効な声かけができているのか検証するのが目的だ。

 3月18日現在で、県内116金融機関で実施した。支店長など組織のトップには実施を通告しているが、多くの場合は現場の従業員には知らされておらず、事実上の抜き打ちテストだ。

 その結果、111(約95%)の金融機関で声かけに成功して被害防止ができていたという。県警ではこの取り組みを「実態がわかるとともに、どこを改善すべきかがすぐに指摘できて一石二鳥だ」という。

 3月16日、さいたま市北区の埼玉りそな銀行大宮支店土呂出張所で行われた声かけ確認。携帯電話を見ながらATM(現金自動預払機)を操作する被害者役の警察OBを行員が見つけ、「どういった振り込みですか」と声をかけた。「息子から頼まれた振り込み。急いでくれ」と話す内容から、振り込め詐欺だと感じた行員は「窓口で話しましょう」と持ちかけて、窓口で説得に当たっていた。

 その後、出張所の外で様子を見ていた警察官と銀行側が反省点などを話し合った。銀行側は「ATMからいかに離れさせるかを意識した」と振り返った。

 金融機関関係者によると、被害者は家族を思う気持ちから、止めるのを振り切って振り込んでしまうことが多々あるという。「リフォーム代金の振り込み」などと目的をごまかすよう被害者に指示するなど、手口も巧妙化している。

 静岡県立大学の西田公昭准教授(社会心理学)は、「被害者の多くは『自分は大丈夫』と思い込んでいるが、いざ電話がかかってくると動揺してだまされてしまう」と指摘。だまされないためには、疑問に思ったらすぐに相談することが有効だという。特に、声かけなどの人の言葉に耳を貸すことは「冷静に考えられるようになるため効果的」(西田准教授)という。

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